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『他文化&多言語』でホストファミリーと大問題

  • 執筆者の写真: IKKI OKUHIRA
    IKKI OKUHIRA
  • 2024年7月2日
  • 読了時間: 3分

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沖縄から英語ゼロでアメリカに飛び出し、色々なハプニングがありながらも無事ホストファミリーと合流し、新生活がスタートしました。

四兄弟の家族で皆んな年齢も近かったので、近寄りやすくてとても幸せなファミリーにステイさせてもらいました。

空港から家に向かうまでの30分間、ずっと弾丸トークされましたが、何一つ理解できませんでした...

今でも覚えているのは、発した言葉が"Oh yeah" "a-ha" "yeah yeah" "sushi is my favorite"だけだったことです。笑

どうにか30分を乗り切り家に到着。

家も車もまさにアメリカンサイズ。車は6台、「ジープにマスタング...」

家はまさに映画『ホームアローン』のようでした。玄関に入るとすぐ吹き抜けで螺旋階段がありました。

沖縄の小さい島から出てきた僕はまさに映画の世界にいるような気がして、絶対に日本に帰らないと思いました。見るもの触れるもの聞くもの全てが新鮮で、新しい経験でアメリカ生活がとても楽しみになりました。

家に入ると、可愛い子猫がお出迎えしてくれました。僕は可愛い白い子猫だと言いたくて、”Aww cute white pussy”と言うと、弟たちは苦笑いしました。何か間違えたことを言ったと思いました。※わからない人はググってみてね。

でも、日本の和英辞典には確かに子猫=pussyと書かれています。辞書もおかしなものですね...

初日の夜の夕飯後、サプライズで沖縄からのお土産を広げて一つ一つ説明しました。

持ってきたのは、「シーサーの靴下、ちんすこう、玄関用小さいシーサー、本『Fuckの使い方』」です。

まずはシーサーの靴下。拙い英語で沖縄のマスコットキャラクターと説明し、可愛いって気に入ってくれました。ちんすこうも沖縄の独特のお菓子と説明して美味しいと言ってくれました。

次に「シーサー」。沖縄の守り神でみんなのことを守ってくれるんだよ、と説明すると、”か、神?”といって皆んな少し興味深い顔をしていました。そこで、僕は何も思うことなく、最後に「Fuckの使い方」という本を渡しました。僕の予想では、”日本にはこんな変な本があるのか笑” という感じで笑って馴染むと思っていました。

すると、なぜか家族全員が静かになり、”oh no...”みたいな感じになりました。お母さんがすべてを説明してくれました。

※英語ゼロだったため、そのときのニュアンスと簡単な単語、雰囲気で訳しています。

”最初に、私たちはキリスト教信者だから、神様はいてシーサーは神じゃない。そして、家族のルールとして、こんな汚い言葉は使うの禁止。この本はいらない。”

と1日目から家族全体を笑わせるはずが凍り付かせてしまいました。

まあ、本のことは理解できましたが、シーサーは守り神だけど...そこまでではないと思いながらも、伝えることができず、一応本以外を渡し、シーサーはさりげなく玄関に置いて1日目を終えました。

そして、二日目の朝まさかの事件が起こりました。

それは寝る前に玄関に置いたはずのシーサーが行方不明になっていたのです。朝から探し回ると、ゴミ箱にはいませんでしたが、その近くに放置されていました。泣

救助して自分の部屋に飾りましたが、そのときに初めて文化の違い、本当に宗教というものが存在するんだなと実感しました。

初めは中々受け入れることができず難しかったけれど、徐々にリスペクトし、せっかくの新天地なので体験しようと思い、礼拝に行ったり聖書を読んだりしました。

すごいことに、神様が近づいてきているようで、帰国前にはまさかの自分も?...

またこれも不思議で面白い話なので、1つの記事にしますね。笑

 
 
 

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